女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は9月2日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場で日体大SMG横浜と対戦し、4-1で4試合ぶりに白星を挙げた。
くノ一は前半17分、8月に加入したFW西川明花のゴールで先制。相手守備ラインの裏に抜けた球に素早く反応し、ゴールキーパーの頭上を狙った鮮やかなループシュートを決めた。西川のゴールで勢いに乗ったくノ一は42分と44分にも、コーナーキックからFW常田麻友、MF森仁美が立て続けに頭でネットを揺らした。
ハーフタイム直前に1点を失ったくノ一は、後半に入ってS日体大に攻め込まれる時間が続いたが、同28分に森が相手ゴールキーパーのミスを突いて球を奪取。パスを受けたMF村上日奈子が落ち着いてゴールに蹴り込んだ。ピンチの場面ではGK後藤優香の好セーブでしのぎ、追加点を許さなかった。
前節は0-3で黒星のくノ一。S日体大戦の後、北村隆二監督は「不用意な失点など良くない負け方をしたが、引きずらずにプレーしたのが勝ちにつながった。我慢の時間帯もじれずに戦えた」と振り返った。移籍後、初ゴールを決めた西川は「先に1点取ることが大事だと思い、この試合に臨んだ。戻ってきたくノ一でまた優勝したい」と取材に答えた。
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