三重県名張市の北川裕之市長は8月30日から9月2日までの日程で、観光誘客に向けたトップセールスを展開するため、公務でフィリピンを訪問する。北川市長が公務で海外を訪問するのは初めて。
8月29日の定例会見で、市が訪問内容を明らかにした。市によると、同市と奈良県宇陀市、曽爾・御杖・山添・東吉野4村で作る東奈良名張ツーリズム・マーケティング(ENN)が、マニラ首都圏のパサイ市で開かれる「2023フィリピントラベルマート」(9月1日から3日)にブース出展するのに合わせたもの。北川市長の他、山添村の野村栄作村長、名張市観光交流室職員、ENN関係者など計8人が訪問する。
北川市長らは31日にマニラ郊外ラスピニャス市にある総合私大「パーペチュアル・ヘルプ大学」を訪問し、学生の日本への教育旅行を誘致する働き掛けなどを行う他、同市政府や日本政府観光局マニラ事務所、フィリピン日本人商工会議所も訪問する予定。9月1日にはトラベルマートの会場で、他の出展者や来場者にENNの観光や物産をPRするという。
会見で北川市長は「しっかりと成果を持って帰ってこなければ。『日本に行くのであればENNのエリアに』と勧めてきたい」と意気込みを語った。
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