三重県名張市つつじが丘北5番町の7号公園内にドッグランが開設されて9年が経つ。草刈りなど、ボランティアで管理を担う愛犬家メンバーが「いつまでも奇麗に使用しましょう」と呼び掛けている。
ドッグランは、つつじが丘・春日丘自治協議会が「ペットを愛するまちづくり」を目指し、市の交付金を受けて設置。多くの利用者が訪れ、無料開放されている。
開設以来、利用者有志が清掃などの環境整備をしており、これらボランティアの中心となっているのが、ライングループ「ここ掘れワンワン」でつながる30代から70代の地元6家族だ。
中でも、開設に携わった平井行夫さん(75)、原勉さん(75)、畑中光正さん(75)、平井圭子さん(66)らは、草刈りや芝生植え、日よけシェードの設置など、「奇麗で心地良い状態」を維持してきた。「飼い主にも犬にも気持ち良く使ってもらいたい」との思いからで、浴衣で集ったりハロウィーンなど季節のイベントも開いたりしている。
マナー違反も
多くの愛犬家が利用し、交流を深めてもらうのが支える原動力になっているそうだが、中にはマナー違反の利用者もいるそうで、メンバーらは「飼い犬のふんは自ら持って帰る」「犬同士のトラブルを避けるため、初めての犬はリードをつけて様子見してほしい」「ワクチンや狂犬病予防接種が未接種の犬や、発情期、病気の犬は利用しない」など、「マナーを守って良い環境、良い関係で利用してもらえたら」と話している。
2023年7月15日付847号3面から
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