三重県伊賀市緑ケ丘中町の柳島秀二さん(77)の家庭菜園で、空中栽培で育てたカボチャがたわわに実っている。「地面で育てるより手間はかかるが、美しく仕上がる」と、実を眺める笑顔も膨らむ。
柳島さんがカボチャの栽培を始めたのは4年ほど前。YOUなどで小玉スイカの空中栽培が紹介されているのを見て、昨年からカボチャの空中栽培に挑戦することにしたという。
空中栽培は、高さ約2メートルほどのキウイフルーツの果樹棚を使って茎をはわせている。品種は甘さが特徴の栗カボチャで、15玉ほどが網に入れられ頭上でぶら下がっている。
柳島さんは「空中で育てると成長具合が見やすく、傷も付きにくい。収穫したら自宅で炊いて食べたり、栽培を手伝ってくれる友人にあげたりしたい」と話した。
近くではトマトやピーマン、キュウリなどの夏野菜をいくつも栽培しており、カボチャと一緒にキウイフルーツも育っている。来年はスイカの空中栽培にも挑戦するという。
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