三重県伊賀市で7月10日、美術博物館建設準備委員会の初会合が開かれた。公募の3人を含めた13人の委員は、岡本栄市長から諮問された基本構想案の策定に向け、事務局が提示した検討スケジュールなどを確認した。
市によると、計画する美術博物館は新しい芭蕉翁記念館の機能を含む施設。上野公園内にある現在の芭蕉翁記念館は建設から60年以上が経ち、老朽化で俳諧関係資料の適切な保管や展示に支障をきたしているという。
初会合では準備委の委員長に藤田真一関西大名誉教授を選任。基本構想案には施設のコンセプトや機能と活動内容、候補場所や必要規模などを盛り込む。
検討スケジュールは、8月に市民アンケート調査、来年1月に中間案に対するパブリックコメントを実施し、同年3月の答申を目指す。次回の会合は9月下旬ごろの予定。
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