三重県名張市のシティープロモーションの推進に向けた「ブランドイメージ創出ワークショップ」の初会合が6月10日、同市鴻之台1の市役所であった。公募で集まった市民らが参加しており、10月まで計5回の会合を経て、市の魅力を分かりやすく表現するキャッチコピーを提案する。
初会合に先立って北川裕之市長は、東海大文化社会学部広報メディア学科の河井孝仁教授(64)にワークショップの進行役を務める「地域力創造アドバイザー」を委嘱した。
市によると、ワークショップのメンバーは同市にゆかりのある高校生や大学生、ボランティア、移住者ら公募で集まった市民の他、PTAや消防団、自治会などで活動する市民、地元メディア関係者、市職員ら10代から50代の計42人。
メンバーたちは10月まで毎月1回のペースで集まり、現地視察やグループワークを経て、キャッチコピーを複数案まとめる。10月中旬から11月末までの「総選挙」で市民に選んでもらい、結果を基に12月に北川市長が最終決定。ロゴマークも作り、来年3月23日の市制施行70周年記念式典でお披露目する計画だ。
初会合は市役所大会議室であり、北川市長は冒頭のあいさつで「皆さんは、名張を『こんな風にしたい』『こんな風に変えたい』と色んな思いをお持ちだと思う。その思いが一つになっていけば、このまちはすごく良い方向に変化していく」と期待した。
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