ポップで可愛い絵を描きませんか―。店頭看板やメニューボードなどで目にすることの多い「チョークアート」の魅力を伝えようと、三重県名張市つつじが丘南2番町の江淵千代美さん(63)は「年齢に関係なく手軽にできるので、一度体験してみて」と、カラフルで手軽に描ける楽しさを地元のイベントなどで発信している。
江淵さんの作品は、下地の色を塗ったボードに下絵を描き、専用のオイルパステルで絵や文字を着色し、上から透明塗料で保護して仕上げる。筆や水を使わなくても思い描いた題材が描け、グラデーションや立体感も指先一つで出せるのが魅力だそうだ。
以前はトールペイントを習っていたといい、10年ほど前に大阪のカフェでチョークアートを初めて目にし、鮮やかでポップなところや、フレンチブルドッグを上手に描く講師がいたことから興味を持った。仕事の傍ら、チョークアート考案者が設立した民間の団体「モニークチョークアート協会」の大阪にある教室へ1年間通い、2021年にプロアーティストの資格を取得した。更に2年間学び、現在はプロを育成する講師の資格も持っている。
ワークショップ
一昨年と昨年は、全国規模の公募美術展「二科展」で入選し、中でも昨年は愛犬「フー」を描いた。6月11日には伊賀市種生の青山ハーモニー・フォレストで開かれる「フルルマルシェ」でワークショップも行う予定で、インスタグラム(@fuuchiiis)にも作品を掲載するなどしている。
問い合わせは江淵さん(090・9182・5798)へ。
2023年6月10日付845号2面から
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