【4月の犯罪発生マップ】

 三重県警伊賀・名張両警察署がまとめた4月中の刑法犯認知件数は、伊賀署34件(前月比7件増)、名張署22件(同3件増)と、いずれも前月より増加した。

 伊賀署では、空き巣や忍込みなどの侵入盗の被害が10件(丸の内4、花垣3、柘植2、ゆめが丘1)あった。10件中3件は空き家で、コインランドリーや休業中の飲食店なども被害に遭っているという。民家が狙われたケースは無かったものの、同署では不在時の施錠や空き家の管理などに注意するよう呼び掛けている。

 同署管内では他に、自動車関連で車上ねらい4件、部品ねらい3件(いずれも丸の内)が発生した。

 名張署では、侵入盗や自動車関連犯罪は無かったが、4月から5月にかけて「NTTドコモ」をかたる不審電話の相談が相次いでいる。「未納料金がある」「詳細を聞きたい場合は1を押して」などの音声ガイダンスが流れ、オペレーターに転送された後に個人情報などを聞き出そうとする手口で、県内では同様の手口を発端に詐欺被害も出ているという。

 同署では、個人情報を聞き出すような不審な電話がかかってきた時は、まず家族や警察に相談するよう注意喚起をしている。

- Advertisement -