【市産業活性化推進協議会の設立総会=名張市南町で】

 三重県名張市や名張商工会議所などでつくる「市産業活性化推進協議会」の設立総会が5月2日、名張産業振興センターアスピア(南町)であった。2025年の大阪・関西万博を契機とした地域経済の活性化を目指す。

 設立総会には、行政や地元経済団体、メディアの代表者ら委員8人の他、県内の観光や交通の関係者らがアドバイザーとして出席。北川裕之市長は冒頭のあいさつで「まずは万博をビッグチャンスと捉え、中長期的なことも視野に入れながら、地域の活性化につながるような事業を展開していきたい」と述べた。会長は北川市長、副会長は商議所の亀井喜久雄会頭が選任され、今年度から3年間の事業計画を確認するなどした。

 推進協事務局(市産業部)によると、5月から事業者や消費者向けの意識調査に着手。プロモーションや観光誘客、商品開発などテーマごとのプロジェクトチームも結成し、取り組みを進めていく。プロジェクトチームのメンバーは、参画団体の40代以下の実務担当者らで構成するという。

 推進協の通称名は「NAUDATSU(ナウダツ)」に決まった。配布資料によると、「今(ナウ)、立ち上がる」「名張にうだつを上げる」の2つの言葉が由来だという。

 設立総会の第2部では、大阪観光局の溝畑宏理事長が「大阪・関西万博をビジネスチャンスにつなげるには」と題して講演した。

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