三重県名張市の地域おこし協力隊に新たに着任した北九州市出身の二本松誠さん(44)が4月19日、市役所で今後の活動への意気込みを語った。着任は1日付。
地域おこし協力隊は、都市部から地方に移り住んで地域活性化に取り組む国の制度。二本松さんは「エコツーリズム推進員」として、事業者と連携しながら、地域資源を生かした新たなエコツアー商品の企画や開発などに取り組む。任期は最長3年。
二本松さんは、登山歴20年以上。海外を旅する中、東南アジア最高峰のキナバル山(標高4095メートル、マレーシア)に登ったのがきっかけで、本格的に登山をするようになったという。
スポーツトレーナーや登山用品店勤務などを経て、名張市の地域おこし協力隊に初めて応募。採用決定後、大阪府茨木市から妻子とともに移住した。名張市の香落渓にロッククライミングで数回訪れたことがあり、親しみがあったという。
二本松さんは「名張は自然に囲まれて資源が豊富だが、コンテンツが少ない。滝や山、湖を活用したアクティビティを盛り上げていきたい」と意欲を語った。
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