【作品を紹介する下原さん=名張市梅が丘で】

 地元のイベントや県内外の百貨店に水フェルトなどの作品を出展している、三重県名張市桔梗が丘6番町の下原明美さん(62)。屋号「こねこ堂」の通り、子猫をモチーフにしたランプやランタン、ペットの写真をもとにした缶バッジなどが評判だ。

 以前からDIYやアクセサリー作りが好きで、ふと手にした羊毛の感触や温かさから「ランプを作ってみたい」と思いついた。何年も試作を重ね、7年ほど前には自身の納得いく作品ができるようになった。

 ランプは高さ10センチ、直径11・5センチほどで、ランタンは一回り小ぶり。電源につないだり、中にLED電球を入れたりして使用すると、羊毛を通して広がる、ほんのり明るい光が癒やしになると好評を博している。

 作る手順は、まず羊毛を型紙の上に並べて重ね、その間にナイロンを乗せ、更に上に羊毛を重ねていく。せっけん水のぬるま湯につけてからもむと、6割ほどの大きさに縮むそうだ。その後、洗剤を流してナイロンを乗せた部分を広げ、乾燥させる。季節に合わせ、春は桜色、夏は黄色などに仕上げるそうで、最近は羊毛のバッグやポーチなどにも挑戦している。

 また、猫などペット好きな人のために昨秋から作り始めたのが缶バッジだ。イベント会場などで猫や犬、赤ちゃんなどの写真を基に、直径7㌢ほどの缶バッジやマグネットをその場で作り、喜ばれているという。

 5月7日には、伊賀市ゆめが丘1のプラント伊賀店で開かれるイベント「いがコミ!」に缶バッジで出展予定。「こねこ堂」のインスタグラムには作品の画像を掲載している。ランプやランタンは(@koneko_dooo)、缶バッジは(@kan_badge_ojisan)。

 問い合わせは下原さん(090・3351・3163)まで。

2023年4月18日付842号2面から

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