【消防団の車両に貼られたロゴマーク=名張市鴻之台1で】

 三重県立名張高校(名張市東町)の生徒が、市消防団のロゴマークを作成した。全国共通の消防団の紋章の桜を中央に配し、市の出初式で恒例の7色の一斉放水の曲線がデザインされ、「未来への懸け橋」の意味も込められている。

名張市消防団のロゴマーク

 市消防本部によると、市消防団のロゴマークは、今までなかった。団員数は今年1月1日現在415人で、定員の500人を割っている。

 団員の高齢化が進むなか、活動を若い世代に知ってもらおうと、本部内の事務局が昨年、同高に作成を依頼。表現デザイン系列映像専攻の2年生19人が1案ずつ作成し、奥野優月さんの案が選ばれた。

 同本部の担当者は「消防団にもっと興味を持ってもらい、社会全体で活動を応援する雰囲気づくりにつながれば」と話した。

 ロゴマークは消防団の車両計35台に貼られ、災害時などに団員が着る雨がっぱにもプリントされた。今後も消防団のPRに活用していくという。

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