三重県伊賀市下阿波の建設会社「マツザキ」が、若者の採用や育成に積極的で雇用管理が優良な中小企業「ユースエール企業」に認定された。県内の認定は26社目で、伊賀地域では初となる。
同社は1952年の創業で、河川や水道、法面などの公共工事を主な事業内容としている。建設業界の現場では実現が難しいとされる完全週休二日制を2019年に導入するなど、働き方改革を推進してきた。
直近3か年度の新卒者離職率が低い▼時間外労働が少ない▼有給休暇の取得率が高いなどの要件を同社が満たし、若者雇用促進法に基づいて厚生労働相が認定した。認定されると、ハローワークが重点的に求職者へPRしたり、認定企業限定の就職面接会に参加できたりする利点がある。
認定通知書を受け取った同社の松崎将司社長(45)は「若い方に来て頂ける会社にするために取り組んできた。今後も認定を継続していけるようにするのが大切」と話した。
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