多文化消防フェスタ　各世代や外国籍住民に啓発　26日に伊賀市で

　幅広い世代に防火・防災意識を高めてもらうと同時に、外国籍の市民へ火災予防や緊急時の円滑な通報などに努めてもらおうと、三重県伊賀市消防本部では2月26日午前11時から午後3時まで「多文化消防フェスタ伊賀2023」を開く。参加無料。

　18年まで開催していた「消防フェスタ」に、多文化共生の要素を加えた初の試みで、会場は市消防本部（同市緑ケ丘東町）。多言語で利用できる通報サービスの体験、外国籍の市民向けの防災セミナー（午後1時から、当日参加可）を予定していて、通訳ボランティアの協力やスマホアプリを活用し分かりやすい日本語で対応する。

　会場では、ロープ救助や放水、はしご車搭乗、応急手当、起震車、煙道などが体験できる他、消防車との綱引き、女性消防団員によるバルーンアート配布、消防車両や防災グッズの展示、協賛団体コーナーなどもある。雨天時は規模を縮小して実施する。

　問い合わせは同本部予防課（0595・24・9105）まで。