【チーム初練習で選手のプレーを見守る北村監督】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重のチーム初練習が2月1日、三重県伊賀市才良のくノ一グラウンドであった。北村隆二新監督(41)は優勝奪還に向け目指すサッカースタイルが共有できるよう、始動日から選手たちと積極的にコミュニケーションを交わした。

 新監督が志向する「攻守とも自ら仕掛けるサッカー」は、両方の局面で数的優位に立つことが前提だ。練習では攻撃への意識を求めながら、パスを出した後やサポートする選手の位置取り、球を奪う相手との距離感など、選手たちに繰り返し助言した。

 リーグ開幕までは約6週間。北村監督は「2月中に選手の能力や適性、ポジションを考えないといけない。選手も半分入れ替わって昨年と全く別のチーム。開幕までにできる限り多くの練習試合を組みたい」と話した。

 今季から新主将に就くDF秦美結選手(24)は「加入から3年目になるので、自分が責任感を持ってチームにプラスになるような働きをしたいと思ったので、引き受けた。しっかり監督とコミュニケーションを取りながら、チーム一丸でくノ一らしいサッカーを体現したい」と取材に答えた。

2023年2月11日付837号11面から

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