【名張市役所=同市鴻之台1】

 三重県名張市は11月25日、5億3587万円を増額する一般会計補正予算案など議案14件を発表した。12月2日開会の市議会定例会に提出する。

 一般会計では、物価高騰の影響で施設の光熱水費を8949万円増額。老朽化に伴う市斎場(滝之原)の空調設備改修の設計業務委託料222万円なども盛り込んだ。

 今年度のふるさと納税は、11月24日までの寄付額が前年同期の5割増しとなる約1憶5400万円。返礼品の保健衛生用品が人気で、市は昨年度の2億1900万円を上回る過去最多3億円以上となることを見込んでいる。12月補正で初めてふるさと応援基金元金に6000万円を積み立てる他、発送などの事務経費2933万円を増額した。

 病院事業会計では、新型コロナウイルス感染症のPCR検査試薬費など6338万円を追加した。

同日選の経費削減効果1200万円

 また市は、今年4月の市長選と市議選の事業費を精査した結果、同日選としたことで過去の選挙との比較で約1200万円の経費削減効果があったと明らかにした。

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