三重県伊賀市は10月28日、2億4029万円を増額する一般会計補正予算案など議案3件を来月4日開会の市議会臨時会に提出すると発表した。
市によると、今回の補正は国の電気、ガス、食料品などの価格高騰に対する重点支援対策を始めとする新型コロナウイルス感染症対策事業。財源は国の感染症対応地方創生臨時交付金と市の感染症対策基金の繰入金を充てる。
主な事業と事業費は次の通り。
▽物価高騰の影響を受けている家計の負担軽減として市立の小中学校に通う児童生徒の給食費に対し来年1月から3月までの間の全額を補助する=8127万円
▽肥料価格の急激な高騰で経営が圧迫されている農業者に対し、上昇分のうち国70%、県15%を補てんする支援措置に合わせて市が7・5%を支援する=4620万円
▽米価の下落の影響を受けている農業者の出荷数量に応じて1袋(30キロ)に対し200円を支援=5182万円
▽物価高騰の影響を受けている市民への家計支援として鉄道やバスなどの公共交通機関(伊賀鉄道を除く)の通学定期券購入費に対し12月から来年3月までの期間の半額分を助成=2603万円
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