三重県伊賀市内を流れる服部川と木津川の洪水調整施設「上野遊水地」について理解を深めてもらおうと、国土交通省木津川上流河川事務所は11月19日、ウォーキングイベント「上野遊水地めぐりの旅」を開催する。当日は伊賀鉄道上野市駅(同市上野丸之内)午前9時集合。申し込み締め切りは11日午後3時。
同鉄道との協力で2017年から開催し、今年で4回目。当日は上野市駅から新居駅(同東高倉)まで電車で移動し、小田・新居遊水地を中心に散策。道中に設置されているパネルの前には職員が待機し、遊水地の役割や仕組みを解説する。
コースは約2・5キロと5キロの2種類から選択可能。普段は入れない小田陸閘の内部や、排水門などを操作する集中管理センターも見学でき、照明車や排水ポンプ車の展示の他、堤防斜面の除草のために飼っているヤギも見られる。定員は先着100人。切符・保険代として小学生以下200円、大人300円が必要。
同事務所の職員は「日常で意識することは少ないが、洪水から町を守る大切な施設。改めて防災意識を高めてもらいたい」と参加を呼び掛けた。
申し込みは同事務所へ電話(0595・63・1611)か電子メール(kkr-kizujyo_chosa@mlit.go.jp)で。
2022年10月22日付830号12面から
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