国葬に合わせ名張市役所で半旗掲揚　反対する市民の抗議も

　安倍晋三元首相の国葬当日の9月27日、三重県名張市役所に弔意を示す半旗が掲げられた。市役所前では午後2時から約30分間、国葬に反対する市民約20人が集まって抗議活動を行った。

　同市は26日に急きょ、半旗を掲げることを決定。市は「県や他市町の対応を踏まえて決めた。弔意の強制につながりかねない事前告知などはせず、半旗掲揚のみ対応した」としている。
　
　市役所前では、活動の参加者が「国葬に抗議」と書かれた横断幕や「いのちの重みはみな同じ」「旧統一教会と政治家の癒着、明らかに」などと書かれたプラカードを掲げて通行人らに訴えた。参加した70代女性は「国民の半数以上が反対しているのに政府は無視した。許せない」、70代男性は「今の時代に国葬なんてばかばかしい」と力を込めた。

　一方、伊賀市役所は半旗掲揚を行わなかった。