三重県伊賀市とオンラインチケット予約システムの開発などを手掛ける「イーティックスデータファーム」(本社・東京都)は9月22日、同社のシステムから得られるデータを用いて観光客や施設利用者の流動を可視化、分析し政策立案や新たなコンテンツの発掘などに取り組むことを目的とした連携協定を締結した。
同社は、全国の主要な美術館や博物館、観光施設などの時間制来館者システムを始めとしたオンラインチケット販売のプラットフォームを展開している。今年7月には女子サッカーのなでしこリーグ1部に所属する、伊賀市が本拠地の伊賀FCくノ一三重とユニフォームスポンサーの契約を締結した。
協定書への署名を終えた同社の原田栄二社長は「予約システムで20年やってきた会社だが、文化、スポーツ、イベントの入場予約で培った来場者のデータ分析や属性の把握などさまざまな情報データを分析できるノウハウがある。伊賀市との提携で既にある観光資源を更に強化し、新たな価値の創造ができたら」とあいさつ。岡本栄市長は「伊賀市ではこれからいろんな事業がスタートすることになる。ぜひご助力頂きたい」と話した。
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