女子サッカー・なでしこリーグ1部の16節が9月3日、J-GREEN堺S1メインフィールドなどで3試合あり、首位の伊賀FCくノ一三重と2位のセレッソ大阪堺レディースの一戦はくノ一がDF秦美結の決勝ゴールで3‐2で勝利。リーグ2連覇に向け大きく前進した。

 約2か月の中断明け最初の公式戦だったくノ一は、試合開始2分にFW川﨑咲耶のゴールで先制。前半を1点リードで折り返したが、後半9分にペナルティエリア内でハンドの反則を取られ、PKで同点とされた。

 くノ一の追加点が生まれたのはその2分後、MF森仁美が相手ディフェンスラインの裏に出たパスに追いつき、冷静にシュートを決めた。しかし、再びのリードも10分で追いつかれる。2‐2のまま一進一退の展開が続いたが、同31分にDF秦が直接フリーキックから値千金の決勝点を奪った。

 秦のゴールはこれで3試合連続。引き分け以下なら得失点差で上回るC大阪堺に首位の座を明け渡すことになったが、守備の要の活躍でチームの4連勝を手繰り寄せた。

 くノ一の次節は11日で、奈良市ロートフィールド奈良(鴻ノ池陸上競技場)でスペランツァ大阪と対戦する。

- Advertisement -