伊賀市は市議会9月定例会初日の1日、11億646万円を増額する一般会計補正予算や校区再編計画に基づく上野南小学校の開校に向けた学校設置条例の一部改正など議案28件を提出した。会期は同月30日まで。
この日の議会進行は新型コロナウイルスに感染した近森正利議長に代わって、西口和成副議長が務めた。市議会事務局によると、近森議長の療養期間は6日までの10日間。
当面の市政に対する考え方では、岡本栄市長が提出した「にぎわい忍者回廊PFI事業」の契約締結議案などについて説明。「この機会を逃すと市のにぎわい回復はかなりの困難をきたす。自らの資金を投じて事業に取り組もうという事業者が二度と現れない可能性が大きい」と議会側に同意を迫った。
同事業の契約期間は2042年度までの21年間。忍者体験施設の整備や上野図書館などが入る予定の旧上野市庁舎の改修・運営施設の改修や建設、維持管理などの公共事業に対し、市は計約64・2億円を上限とした債務負担行為を設定している。
上野南小は現在改修工事が進む依那古小(同市沖)に来年4月開校予定で、神戸と休校中の比自岐の3校を統合。工事の進ちょくは8月末現在で78・9%だという。
一般質問は8、9、12、13日の4日間。一般質問は新型コロナの感染拡大防止で1人45分から30分に短縮する。
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