女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は7月9日、鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で3位のセレッソ大阪堺レディースと対戦し、1‐0で勝利した。くノ一はリーグが中断期間に入る前の最後の試合だったが、3連勝を飾って首位を堅持した。
敵陣深い位置でなかなか決定機が作れないなか、ディフェンスリーダーがホームの意地を見せた。両チーム無得点で迎えた後半開始5分、DF秦美結が放った直接フリーキックはペナルティーエリアのライン上に並ぶ敵味方の頭上を越え、ワンバウンドしてネットに吸い込まれた。秦は3日のリーグ戦に続いてのゴールで、くノ一の連続無失点も4試合に伸ばし、攻守で存在感を示した。
くノ一の通算戦績は11勝2分2敗で、2位との勝ち点差は4。試合後のインタビューで、秦は「後半は切り替えて、前方の選手がしっかりチャンスを作ってくれた。正直狙ったわけではないが、ゴールに吸い込まれてよかった」と振り返った。草木克洋監督は「前半は慎重に入り過ぎた。後半は修正して戦う姿勢を見せてくれた」と選手たちを称えた。
くノ一は9月3日の次節、J-GREEN堺S1メインフィールドでC大阪堺と対戦する。
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