【伊賀南部クリーンセンター=伊賀市奥鹿野】

 三重県伊賀市は5月17日、青山支所管内と名張市のごみ処理を共同で行っている伊賀南部クリーンセンター(伊賀市奥鹿野)の操業延長について、地元の周辺地域で説明会を実施したことを市議会議員全員協議会で報告した。期間は2034年3月末までの10年間で、今後は協定締結に向け事務を進めていくと説明した。

 同施設の供用開始は09年2月。周辺地域との協定で操業期間を15年間と定めている。その期限が24年1月末に迫るなか、両市は施設の現状や将来の広域化の方針を確認。昨年6月には亀井利克・名張市長(当時)が岡本栄・伊賀市長に操業延長を申し入れていた。

 市廃棄物対策課によると、周辺地域での説明会は今年に入ってから2月13日までに奥鹿野区と福川区、伊勢路区、柏尾区、桐ケ丘自治会で計6回開催。昨年11月と12月には同支所管内の住民自治協議会長と住民を対象に実施した。周辺地域からは操業延長に対する大きな反対の意見はなかったが、ごみ庫や公民館、道路の改修などを求める要望書の提出があり、内容を現在精査中だという。

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