【川沿いに並べられた竹行灯=名張市中町で】

 三重県名張市中町の簗瀬水路(城下川)沿いに4月30日、竹行灯(あんどん)がこの日限定で並べられた。通りかかった地元住民らが足を止め、行灯の明かりを眺めていた。

 名張地区まちづくり推進協議会環境保全・安全部会と市民団体「春を呼ぶ会」が中心となり毎年実施。約3年前に名張川の堤防沿いの竹林を伐採した際に出た竹材を利用し、昭和保育園(丸之内)や名張市民センター(上八町)で開催した教室で約60個を制作した。

 行灯には同園の園児らが描いた色とりどりの花や動物、キャラクターなどの装飾が施されている。不定期で設置しており、次回は6月ごろに予定しているという。

 教室で指導をする春を呼ぶ会代表の福本進治さん(70)は「町屋の景観とともに風情を感じてほしい」と話していた。

- Advertisement -