三重県名張市長選の投開票から一夜明けた4月18日、市役所で当選証書付与式があり、初当選を果たした北川裕之氏(63)が市選挙管理委員会の福山英敏委員長から当選証書を受け取った。
現職の亀井利克市長の引退で20年ぶりの市長交代となる中、無所属新人同士の一騎打ちを制した北川氏。付与式の後に取材に応じ、「市民の皆さんのために働いていく、その重責をすごく感じている。まずは職員の皆さんと気持ちを一つにし、チーム一丸の体制を作っていかなければ。そして公約に挙げたことを一つ一つ着手していく」と語った。
得票数や勝因については「これだけたくさんの票数を頂いたことに、びっくりしている。訴えてきた新しいまちづくり、特に若者の定着を目指した観光産業をつくっていくこと、県議を努めてきた実績などが評価頂けたのでは」と語った。北川氏は25日に初登庁する。
式後のあいさつで亀井市長は北川氏に「これも北川さんの政治活動、議員活動のたまものだと思う。市議会、市民の皆さんと連携協働して、新しい北川市政を展開頂ければ」と声を掛けた。
名張市議選、18人に当選証書
この日、市議に当選した18人も証書を受け取った。当選したのは前職が16人、新人が2人で、党派別では公明4人、自民3人、共産2人、維新1人、無所属8人。得票数は木平秀喜氏(66)が2854票で最も多く、市議選に初めて出た4年前の選挙より1637票伸ばした。
- Advertisement -