濱祐輔さん(35)
三重県伊賀市西明寺の菓子メーカー「金澤兼六製菓」(本社・石川県)で働く営業スタッフ。「おいしい」の一言を仕事の原動力に、同社の菓子の魅力を広めようと全国を飛び回る。
伊賀市出身。近畿福祉大学(現・神戸医療福祉大学)を卒業後、「人と接する仕事がしたい」と営業の道へ。 大学時代、同社のゼリー工場でアルバイトをしたことをきっかけに、菓子に興味を持ち始めたそうで、自動車メーカーの営業を経て、結婚を機に約5年前から同社で働き始めた。
仕事では、近畿地方を中心に北陸や九州にまで商談に出向く。取引先の商社を通じて、顧客の声を聞いた時や口コミで好評だった時が「何よりもうれしい」という。
新しい商品企画にも積極的で、開発に携わったマンゴープリンとコーヒーゼリーが近日店頭に並ぶそう。商品を手にする人を想像して「おいしいと言ってもらえるかな」と期待を込めている。
コーヒー好きで、休日は豆からひいて本格的な味を楽しむ。温度やひき方にもこだわっているそうで、同社の菓子と「よく合う」と笑う。
2022年3月12日付815号4面から
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