可燃ごみ用指定袋の料金を2023年から値上げする方向で検討している三重県伊賀市は3月16日、一般会計当初予算案から関連の経費や収入などを削除する方針を明らかにした。開会中の市議会定例会で、条例改正案の審議前に予算計上したことに「議会軽視だ」との声が上がっていた。市は最終日の24日に減額修正した補正予算案を追加する。
14日に始まった予算常任委員会の審議で、ごみ袋の値上げに向けた経費や収入の計上が分かった。市廃棄物対策課は改定後の料金について、現在の料金が45リットル35円、30リットル25円、20リットルが15円に対し、1枚当たり5円程度の値上げを想定していると答弁した。
24日提出予定の補正予算案では、歳出から一般廃棄物処理減量等推進事業のうち消耗品費1924万円から約1900万円、歳入の一般廃棄物処理手数料9282万円から値上げによる増額分約727万円をそれぞれ減額する。市は今後の手続きについて、諮問機関「ごみ減量・リサイクル等推進委員会」で審議した後、答申を経て6月定例会に条例改正案を提出、可決されれば削除した予算案を再提案する考え。
前回の料金改定は2014年10月で、半年の周知期間後に5円から15円の値上げを実施した。
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