【作品を手にする合田さん=名張市すずらん台東で】
海岸や湖畔で見かけるガラス片「シーグラス」を利用したおしゃれな作品を創作する三重県名張市すずらん台東の自営業、合田艶子さん。自己流でメルヘンタッチの作風の数々が「可愛い」「キラキラして奇麗」と人気だ。
手作りが好きだったという合田さん。昨年、インターネットでシーグラスを使った作品を偶然目にし、「これなら自分でも作れるかな」と思ったのがきっかけ。
たまたま、家にあったシーグラスを装飾して、メッセージカードを作ってみたところ、手軽で可愛く仕上がった。以来、創作に夢中になり、知人にプレゼントしたり、自営の店頭に飾ったりした。
シーグラスは瓶などのガラスが波にもまれて角がとれた小片で、曇りガラスのような風合いが特徴。人工的に作り出す物ではないので色も形もさまざまで、合田さんは手に入れたシーグラスを見て、作りたい作品をイメージする。アニメのワンシーンや景色からも発想がひらめくそうで、作品によってはビーズやチャームをつけて仕上げる。
ネットで販売も
創作は仕事や育児の空いた時間、特に夜になることが多い。50作以上完成させた昨年秋にはネットで販売。思っていた以上の人気を呼んだという。
「今後は、もう少し手のこんだステンドグラス風のランプなど大作にもチャレンジしてみたい」と話す合田さん。「ENNE」の名でインスタグラムも開設している。
2022年2月26日付814号10面から
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