【松阪市・浄眼寺蔵の北畠逸方寿像(提供写真)】
三重県総合博物館(津市一身田上津部田)で、県内の寺院に伝わる古文書や絵図など121点を集めた企画展「寺院に伝わる戦国の残像~北畠氏のいた時代」が11月27日まで開かれている。
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南北朝時代から戦国時代にかけて伊勢国司として中南勢で勢力を保った北畠氏と寺院との関係性を示す資料を一堂に集める。港湾都市「安濃津」が持つ宗教的な側面や、北畠氏に戦の非を説いたという天台真盛宗の宗祖・真盛上人の紹介などもある。
10月31日まで展示される県指定有形文化財「北畠逸方寿像」(松阪市・浄眼寺蔵)は、北畠氏5代当主・北畠政勝の肖像で、歴代当主の中で唯一残る生前の肖像画。袈裟を着て赤い日輪を見つめる立ち姿で描かれ、仏教への関心の強さが現れているという。
真盛上人に関する展示では、国の重要文化財「木造阿弥陀如来倚像(津市・成願寺蔵)の他、11月2日から展示が始まる伊賀市守田町の九品寺蔵の市指定文化財「絹本着色真盛上人画像」などが並ぶ。
特設コーナーでは、北畠氏が築いた山城の模型や、県内の愛好家が手作りした甲冑などの展示もある。
観覧時間は午前9時から午後5時(入場は同4時半)まで。月曜休館。企画展のみの観覧料は一般800円、学生480円、高校生以下無料。
問い合わせは同博物館(059・228・2283)まで。
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