三重県伊賀市教育委員会は8月31日、小学6年と中学3年を対象にした国語と算数・数学の2021年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表した。小6の国語は全国平均と比べて「やや高い」、中3は「やや低い」と評価。算数・数学はともに「ほぼ同じ」だった。

 学力テストは5月27日に実施、市内の小学6年計618人と中学3年計665人が受けた。小学生の正答率は、国語が66%(全国平均64・7%)、算数が70%(同70・2%)。中学生は、国語が63%(同64・6%)、数学が58%(同57・2%)となった。

 小学生への1日当たりの読書時間のアンケート調査では、「10分未満」と回答する児童の割合が、全国と比べ高い傾向にあった。中学生は、「1日どのくらいテレビゲーム(スマートフォンなど含む)をしますか」との質問に、「2時間以上」と回答した生徒が、全国と比べ大幅に上回っていた。

 同市教委は、「前回の結果と比較すると、小学校はほぼ同じ、中学校は全体的に若干向上している」と評価。今後は「タブレット端末など有効活用しながら授業改善に取り組んでいきたい」としている。

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