【4月下旬に来訪した岡本栄市長(左)とともに中庭を眺める奥澤会長=伊賀市下柘植】
2019年3月末の閉館後、複合施設整備のため改装が進んでいる三重県伊賀市下柘植の旧「ふるさと会館いが」の中庭が、伊賀焼や伊賀米、伊賀牛、地酒などの特産物、観光地、忍者、松尾芭蕉など郷土にまつわるものを配置したスペースに生まれ変わった。
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喫茶コーナーだった所には、一昨年閉館した柘植公民館で展示していた「郷土の三偉人(松尾芭蕉・横光利一・橋本策)」の地元との関わりや功績などが回廊式に見やすく展示され、ボランティアグループ「ランプの会」が作成した「伊賀町歴史民俗かるた」を額装し通路の壁に飾った。
中庭にあった植木や池は撤去され、同市愛田の障がい者施設「きらめき工房いが」の利用者が制作した、暖かみのある陶器の置物も登場。西柘植まちづくり協議会の奥澤重久会長は「ぜひ市民の皆さんにお越し頂き、いがまちの魅力を再認識してもらえたら」と語った。
館内や中庭は平日午前9時から午後5時まで自由に見学できる。
問い合わせは市伊賀支所振興課(0595・45・9111)まで。
2021年5月15日付795号15面から
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