三重県の名張市観光協会は3月20日から、観光客誘致に向けた新たなまち歩き事業「なばりでお菓子屋さんめぐり」を始める。同市で生まれた探偵小説家、江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」にちなんだラバー製の専用コインで、和菓子店や寺社仏閣など市内の登録店舗や施設約20か所で用意された特別メニューが利用できる。
同協会はこれまで、同市の旧市街地を中心とする「和菓子の食べ歩き」を実施してきたが、今回は市内全域に範囲を拡大。「へこきまんじゅう」「かたやき」「なばり饅頭」などの食べ歩きの他、赤目四十八滝渓谷の入山や、ブドウ・イチゴ狩りの体験割引にも活用できるようになった。宇流冨志禰神社など5社寺では「道中安全」が祈願された参拝記念カードがもらえる。
コインは特製祝儀袋入りで3枚1000円、5枚1500円で名張駅前観光案内所(平尾)と名張産業振興センター内同協会事務局で販売。
開始日から5月9日までは、3枚入りが700円になる。先着300袋限定(1人2袋まで)。
問い合わせは同案内所(0595・63・9087)まで。
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