名張署は12月18日、名張市内で特殊詐欺が発生し、無職の60代女性が80万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。
同署によると、女性の携帯電話に同月14日にメールが届き、記載された「お客様サポートセンター」の番号に電話すると、「ムラセ」を名乗る男から「携帯料金が未納となっている」「支払いはコンビニの電子マネーで。購入してから番号を教えて」などと言われ、さらに「サクマ」を名乗る男から「まだ料金が足りない。このままだと裁判になる」などと電話があった。
女性は14日と16日に市内のコンビニ2か所で合計80万円分の電子マネーを購入し、カード番号を電話で相手に伝え、利用権利をだまし取られた。女性は不審に思い、17日に同署に相談。18日に同署が被害届を受理した。
県警本部によると、県内では今年1月1日から11月末までに、特殊詐欺が117件(前年同期比33件増)発生し、被害額は約4億1750万円(同約2億8800万円増)に上っている。
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