名張市は11月26日、12月3日開会の市議会定例会に提出する2億1896万円増額の一般会計補正予算案など13議案を発表した。
補正予算では、退職する職員が増えたことによる退職手当の追加4537万円や職員の時間外勤務手当の追加4382万円、今年7月の豪雨で一部崩落した同市新田の調整池にある法面の復旧工事費407万円などを計上。コロナ禍で中止になった、国体ホッケー競技のリハーサル大会開催経費3924万円は減額した。
病院事業会計では、国の臨時交付金を活用して市立病院に病室での肺炎診断などで使える移動式X線撮影装置1台(3685万円)や、新型コロナウイルスとインフルエンザ両方を検査する機器などを購入するための経費4336万円を盛った。
この他、会見で亀井利克市長は今年度中に市立病院に開設予定の婦人科について、「近く三重大と協議がある」とした上で、「コロナの状況次第。来年度にずれこむ可能性は、あるかもわからない」と述べた。
市議会の12月定例会は21日までの19日間。一般質問は8日から10日までの3日間で、9月議会と同様に通常1人90分の持ち時間を10分間短縮し80分としている。
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