伊賀市は7月21日、既に取り扱い店舗の募集を開始しているプレミアム商品券「忍法元気回復の巻」について市議会の議員全員協議会で説明した。議員からは配布資料に記載がなかった取り扱い店舗への登録料について質疑が相次いだ。
同商品券の発行は新型コロナウイルス感染症対策支援事業の一環として実施。6月定例会で関連予算を可決した。登録料は上野商工会議所または同市商工会の会員は無料。非会員の場合、1店舗当たり売り場面積が1千平方メートル未満、または小売業以外は手数料3万円で、前年同月比で30%以上売り上げが減少した店舗などは免除される。大型店は売り場面積が1千平方メートルごとに登録料が5万円必要だ。
説明を聞いた市議からは「目的を逸脱している。会員募集のためなのか。条件を付けて登録料を取るのを市は良いと思っているのか」、「税金を使う事業。公平性からも再考すべき」など厳しい指摘が相次いだ。別の市議からは市とともに実行委員会を構成する両商工団体に全員協への出席を求める意見が出た。
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