新型コロナウイルス対策で国から1人当たり10万円が支給される特別定額給付金に関し、名張市は6月11日、申請書類を各世帯に郵送した一部で料金後納の返信用封筒の封入漏れがあったと発表した。

 市は5月19日、市内の約3・4万世帯に申請書類を発送。20日以降、電話などで129人から指摘があり、返信用封筒を追加で郵送した。

 切手や封筒を自主的に用意して申請書などを市役所に返送していた事例もこれまでに225件判明し、うち封筒に差出人の記名があった187件については6月15日から切手と代わりの封筒を郵送で返却していく。記名のない残りの38件については、25日発行の市の広報紙で自己申告を呼び掛けるという。

 ミスの原因について市特別定額給付金事務局は「約40人で封入作業にあたったが、一定の数を職員1人で担当し、ダブルチェックできていなかったため」と説明した。

12日までに85%給付完了

 市によると、市内全世帯の3万4520世帯中、85・48%に相当する2万9507世帯の振り込みが12日までに完了する見通し。給付金の申請受け付けは8月25日まで。

 問い合わせは同事務局(0595・63・6053)まで。

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