名張市は11月27日、市議会12月定例会に提案する一般会計補正予算3億3923万円など計20議案を発表した。【補正予算案について説明する亀井市長=名張市役所で】

 補正後の総額は302億253万円。台風19号の復旧費用3980万円は農地や水路、市道など計20か所の被害箇所に充てる。市内のごみを処理している伊賀南部クリーンセンター(伊賀市奥鹿野)の分担金5610万円では7月18日に発生した火災以降、敷地内にため続けている家具やプラスチックなどの不燃ごみ約800トンを処理する仮設の破砕機をリースする費用が含まれている。

敷地内に仮置きされた不燃ごみの山=伊賀市奥鹿野の同センターで

 人事院勧告に基づき職員給与を改定する条例案で、主査級以下の約300人を対象に今年4月に遡って平均で月額0・1%引き上げるため、1762万円を計上。老朽化で2016年から休館している市農業研修センター(蔵持町芝出)を廃止する条例や、昨年閉校した旧名張桔梗丘高校跡地(同市桔梗が丘7)に来春から市立桔梗が丘中学校を移設する条例の改正なども提出する。

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