第101回全国高校野球選手権三重大会の2回戦8試合が7月21日、伊勢市のダイムスタジアム伊勢などであり、名張は散発2安打で四日市に0‐10、名張青峰も桑名北に一矢報いるも2‐9でともにコールド負け。これにより、伊賀地域の6校は全て敗退が決まった。【名張-四日市3回表 チーム2本目の安打を放った名張の主将・和田君(左)=伊勢市楠部町で】
1回戦で稲生とのタイブレークを制した名張は、2回に四球や失策などでピンチを迎え先制を許す。3回には満塁から押し出しと連打で失点し、4回にも適時打などで差を広げられる。打線は2、3回に安打が出るも、得点圏に走者を進めたのは初回のみで、継投策に出た相手投手陣を打ち崩せなかった。
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試合後、主将の和田隼人君(3年)は「右方向に打つことを心掛けて試合に臨んだが、相手に先制され焦ってしまった。自分たちの粘り強い野球ができず、悔いの残る試合になってしまった」、北森啓史監督は「弱さが出てしまった。相手は情報のない投手で来たので変化についていけず、外角に手を出し凡打を重ねてしまった」と振り返った。
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昴学園にコールド勝ちし2回戦に進んだ名張青峰は、2回に二死から3連打で4点、4回も二死から5連打で4点を失う。3回まで走者を出せなかったが、4回に宮脇周大君(3年)の適時打と内野ゴロの間に2点を返す。5回から登板した小林宗太郎君(2年)が3イニングを無失点に抑えたが、序盤の失点が響いた。
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主将の松田夏旺君(3年)は「先制され悪い流れになったが、楽しむ気持ちを忘れずプレーできた。(4回は)自分が出て流れを変えようと思っていた。皆がつないでくれて良かった」、中柴友宏監督「リードされた展開でも頑張って2点取り、2年生(小林)がゼロに抑えてくれた。昨秋から地区予選でも1つも勝てなかったが、今夏1勝することができた。負けはしたが、チームの持っているものを出せた」とコメントした。
試合結果の詳細、日程などは、伊賀・名張の高校野球応援ブログ(http://blog.livedoor.jp/iganabari_baseball/ )に掲載。