伊賀市は5月21日、施設の廃止に向け昨夏から全面休止となっている市営上野運動公園プール(小田町)の代替事業として、上野東小プール(緑ケ丘中町)を一般開放する計画を明らかにした。
市によると、市街地にある学校施設は上野運動公園プールに徒歩や自転車で来ていた利用者のニーズがあると判断。駐車場の確保や夏休み中にプール開放を実施していない点から、同小学校で実施する方針を固めた。代替サービスとして昨夏実施した、民間プールの開放や市内にある他の市営プール2か所まで無料送迎するバスの運行は利用が少なかったので取り止める。
事業計画案によると、期間は月曜を除く7月下旬から8月中旬で、時間は午後1時から同4時を予定。料金は光熱水費の負担金として一般200円、中学生以下100円、乳幼児無料とする。駐車場は約30台分を確保し、監視員を含め5人体制で管理する。
廃止後の跡利用については、プールを解体して少年用サッカーやフットサルのコート、グラウンドゴルフなどで利用できる人工芝の夜間照明付き多目的広場に整備する計画。2020年秋の完成を目指し、21年開催の「三重とこわか国体」では女子サッカーと軟式野球の選手らがサブグラウンドとして使う予定。
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