【ゴールを決めたくノ一のFW神谷(中央)=伊賀市で】
女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は3月23日、伊賀市小田町の上野運動公園競技場でASハリマアルビオンと対戦し、1‐0で開幕2連勝を飾った。今季のホーム初戦には663人が詰め掛け、FW神谷千菜が2試合連続で決勝ゴールを決めた。
2‐1の逆転勝利だった開幕戦に続き、くノ一は苦しみながらも結果を残した。ゴールを奪ったのは後半13分、左サイドからMF増田玲那がドリブルで敵陣ペナルティエリア付近まで進入し、ゴール前中央にパス。球を受けた神谷は体を反転させて背後の相手ディフェンダーをかわし、今季3点目を右足で決めた。
神谷は数少ないチャンスで決定力を発揮。得点シーンについて「ゴール前中央にチームメートがスペースを空けてくれた」と話し、相手守備網に隙が生まれるようMF渡邊凛らの動き出しによって増田からのパスコースが絞れない状況を作ってくれたことに感謝した。
試合後、北村隆二監督は「ホーム初戦で緊張していたのか、自分たちから奪いにいく守備やフォワードにパスするタイミングなど選手の距離感がよくなかった。後半は見違えるような動きを見せてくれた」と振り返った。
次節の30日は岡山県美作ラグビー・サッカー場で今季1部に昇格した岡山湯郷Belleと対戦する。
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