【展示作品を披露する美術部員たち=名張市百合が丘東6で】

 三重県立名張青峰高校(名張市百合が丘東6)美術部の作品展「ギリギリデッドライン」が3月22、23の両日、名張市元町のリバーナホール(イオン名張店3階)で開かれる。入場無料。

 同1日に卒業式を終えた3年生2人を中心に、2年生5人と1年生3人の計10人の油彩画や水彩画、アクリル画、立体作品など大小計約50点を展示する。

 元部長で3年の和田愛依さん(18)が手掛けた100号の油彩画「スカイライン」は、友人と一緒に訪れた信貴生駒スカイラインの夜景を描いた作品。昨年の高校生アートコンペティション「世紀のダ・ヴィンチを探せ」では特別賞を獲得した。

 元副部長で3年の新真央さん(18)のデッサン「午後からのエネルギー」は、昨年の「鉛筆デッサンコンクール」で入選。母親が3年間作ってくれた弁当をテーマにした。他にも市美術展覧会で受賞した2人の作品や、1、2年生の作品も並ぶ。

 展覧会のタイトルは、いつも締め切り直前まで妥協せず制作に没頭した3年間をイメージし、和田さんが名付けたという。

 和田さんは「3年間で、自分が描きたいものを描けるようになった。レベルアップできたと思う」、新さんは「小学生のころから絵が好きだったが、美術部で活動してますます興味がわいた」と振り返る。2人とも大阪の芸術大学に進学し、更に学びを深めるという。

 時間は午前10時から午後6時(23日は同3時)まで。会場では来場者がバルーンアートを体験する催しもある。

 問い合わせは同高(0595・64・1500)まで。

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