【愛用のカメラを手にするHALさん=伊賀市で】

 街の中には、不思議なものがたくさんある―。三重県伊賀市在住のHAL(本名・福田善一)さん(59)による写真展「LURE(ルアー)」が、3月20から30日まで、同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。入場無料。

 会社勤めの傍ら、40歳ごろから趣味で写真撮影を楽しみ、大阪でグループ展に参加したり、50歳ごろから津や大阪などで個展を開いたりするようになった。52歳の時にはカメラメーカー主催のコンクールで入選し、東京、大阪で個展を開いた。近年は「市展いが」で写真部門の審査員も務めていた。

 自身の言葉を借りれば「奇麗な景色でもポートレートでもない、自分の心が動いた、ふとした一場面」が収められた作品の数々。地元での初個展は、還暦に合わせ数年前から準備を進めてきたといい、県展で優秀賞に輝いた、立体駐車場の側面を捉えた「標本」など、A3サイズを中心に50点ほど展示する予定。

丁稚ようかん食べ比べ

 時間は午前11時から午後6時(最終日は同4時)まで。また期間中の土日4日間は、午後2時から先着30人限定で、市内の和菓子店9店の「丁稚ようかん」の食べ比べができる。1人500円。

 HALさんは「地元はもちろん県外から来てくださる方にも、視覚と味覚で満足して帰って頂けたら」と来場を呼び掛けた。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)まで。

- Advertisement -