【名張市で昨年開かれた展示の様子(同サークル提供)】

 育ってくれて、ありがとう―。低出生体重児(2500グラム未満)の保護者でつくる「三重リトルベビーサークル リアン」の写真展「リトルベビーと家族の歩み」が、3月10から24日まで、三重県伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀1階で開かれる。見学自由。

 今回は、低出生体重児だった現在7歳と4歳の、出生時から現在までの出来事を振り返った年表を中心に、誕生直後と現在の写真、体重と同じ重さで作り小さいサイズの服を着せたウェイトベアなどを展示する予定。

 また、2023年に同サークルが県内の医療従事者らと協働で作成した、産後や入院時、成長・発達の過程でのアドバイスなどを盛り込み、成長や通院の記録などがつけられる「みえリトルベビーハンドブック」の情報も詳しく紹介している。

 同サークルでは、県内各地で写真展を開き、毎年11月17日の「世界早産児デー」に合わせた催しに参加。23年に伊賀市、24年に名張市で写真展を開催しており、活動の様子はインスタグラム(@lien.mielbh)で紹介している。
情報届けたい

 共同代表を務める伊賀市の川本綾子さん(39)は「伊賀・名張での展示には、地元だけでなく県外から来られた方もおり、会場のメッセージボードには『写真展を開いてくれてありがとう』『情報が得られて良かった』など感謝の言葉も頂いてきた。助けや情報を必要としている人たちに少しでも届けられたら」と思いを語った。

 時間は午前7時から午後10時までで、初日は午後2時から、最終日は同3時まで。

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