【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

 三重県警名張署は4月24日、建造物損壊の疑いで大阪府羽曳野市のパート従業員の男(29)を再逮捕したと発表した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は3月20日午前10時ごろから午後2時45分ごろまでの間に、名古屋市中村区の名古屋市営地下鉄東山線中村日赤駅の地下1階多目的トイレで、床のタイル1枚(15センチ四方)の表面を焼損させた疑い。

 同署によると、利用客から「トイレで異臭がする」などと訴えがあり、同日午後3時30分ごろに駅長が愛知県警中村署に通報。タイル上には燃え残った紙片が残されていた。

 男は3月27日に銃刀法違反容疑、4月16日に詐欺容疑で名張署が逮捕。男の供述などから建造物損壊容疑が浮上した。

 調べに対し、男は「世間を騒がせ、逮捕されたかった」などと話しているという。

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