【協定調印式に出席した(左から)北川市長、小野田さん、山本理事長=名張市役所で】

 三重県名張市は4月11日、大阪観光大学(大阪府熊取町)と連携協定を締結した。総務省の「地域活性化起業人制度」に基づき、同大観光学部特任教授の小野田金司さん(67)を受け入れる。

 小野田さんは和歌山市出身で、近畿日本ツーリストでの勤務などを経て2019年から現職。名張市では、観光振興に向けたアドバイザーとしての役割などを担う。

 受け入れ方式は副業型で、市内滞在を含む月20時間以上の勤務などを条件に、国が経費を一定額支援する。期間は最長3年。

 この日、同大の山本健慈理事長と北川裕之市長が協定書に調印。式に出席した小野田さんは「インバウンド(訪日外国人客)が関西、中京地区にどんどんやってくる中、名張市はハブに位置付けられる。観光産業の振興施策はいろいろあるので、考えながらやっていきたい」と話し、北川市長は「いろんなアドバイスをいただけたら」と期待した。

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