【「気軽に参加して」と呼び掛ける中川原さん(後列左)ら】
蔵持市民センターで月1回
「みんなで居場所づくりをしよう」。三重県名張市の蔵持市民センター(蔵持町原出)で「お母さんが元気になる」をコンセプトにした会「みんなのえんがわ」が開かれている。
「NPO みんなのえんがわ」の主催で、代表を務めるのは発起人でもある同市梅が丘南の中川原花与実さん。自閉症の子ども2人の母親だ。
「皆と一緒じゃないことに負い目を感じ、そこを埋めていかなくては」と子育てしてきたというが、一段落して分かったのが「生まれてきただけでその子は完璧」だということ。「出来ないことばかりに目を向けていた自分がいた。皆が認め合って生かしていける場所づくりをしたい」と思いが膨らみ、共感してくれたメンバー5人で昨年5月に立ち上げた。
「えんがわ」と命名したのは、年齢に関係なく誰でもふらっと立ち寄れる場所のイメージが「昔ながらの縁側」だったからだという。
活動は毎月第4水曜の午前9時30分から午後3時30分まで。メンバーが得意とする「整体」「数秘鑑定」「大人への絵本読み語り」「星読み」など、さまざまなワークショップの組み合わせで体験できる(協力金1000円)。リピーターも多いそうで、居心地が良いという声も届いているそうだ。
7月23日には1周年記念イベントを市内で開催予定だという中川原さんは「自分たちの経験もあり、今は『お母さん』がしゃべりやすい場づくりをしている。日頃頑張っている人が、肩の荷を下ろして日常に戻ってもらえたら。1人でも気軽にお越しください」と参加を呼び掛けた。情報はインスタグラム(@mk__cafe)でも発信している。
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