【福本交通課長(右)から指定書を受け取る廣瀨社長=名張市東田原で】

 三重県警名張署は4月10日、横断歩道の歩行者優先を訴えるキャンペーン「ACTION38」の推進事業所に、警備や旅客事業などを展開する「メイハン」(本社・名張市東田原)を指定した。

 同キャンペーンは、歩行者保護の行動を起こすことで信号機のない横断歩道での停止率向上につなげ、横断歩行者の交通事故ゼロを目指す取り組み。横断歩道での歩行者優先を定めた道路交通法第38条にちなんだ「38」をデザインしたステッカーなどを使い、県警が2022年から実施している。

 この日、同署の福本善彦交通課長が同社を訪問し、廣瀨直也社長に指定書とステッカーを手渡した。福本交通課長は「横断歩道の歩行者を守るということを、皆さんに周知いただきたい」と協力を求め、廣瀨社長は「社員全員にしっかり伝え、徹底させていただく。市民の方々にもキャンペーンを啓発したい」と話した。同社はバスや警備業務の車両など約100台を保有しており、交付されたステッカーを貼っていくという。

 同署管内の推進事業所の指定は、同社が11事業所目。

バスにステッカーを貼る作業を見守る広瀨社長(中央)と福本交通課長(右)=同
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