【「伝統民謡芋の子教室」のリハーサルの様子=名張市上八町で】

 民謡、三味線、太鼓の演奏や踊りが楽しめる日本民謡和泉会主催の第39回公演「和と伝」が、4月13日午前11時30分から午後4時ごろまで、名張市松崎町のadsホールで開かれる。入場無料。

 同会に所属する約60人の会員と賛助出演者を含め約150人が計55の演目で多彩な舞台を繰り広げる。

 注目は、高校生以下の児童、生徒10人が所属する「伝統民謡芋の子教室」で、8月に東京で開催される全国民謡大会に初出場する小学3年の谷本晴弥さんと中学1年の久保田さよさんがそれぞれの発表曲「淡海節」と「尾鷲節」をうたう他、5人の教室生が「よさこい鳴子踊り」を披露する。

 また「津軽じょんがら節六段」を総勢50人で弾く「津軽三味線大合奏五十人弾き」は、その軽快なリズムと大迫力で公演の人気演目の一つだ。

 今回の公演には、地元名張から日本舞踊の社中と伊賀琉真太鼓が賛助出演する他、奈良や鈴鹿からも日本舞踊や三味線の社中が出演する。プログラムの最後は、同会の和泉善聖会主がうたう「江州音頭」に合わせ、出演者が一緒に踊って盛り上げる。

 和泉会主は「踊りあり、歌あり、伝統楽器の三味線合奏ありと、豊富な内容。来年の40周年記念に向けて精進している姿を見てほしい」と来場を呼び掛けている。

 当日は先着300人に菓子パンとドリンクを配る。

 問い合わせは和泉会主(090・7918・0178)まで。

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