任期満了に伴う三重県知事選挙(9月7日投開票)に合わせ実施される県議会議員の伊賀市選挙区補欠選挙(欠員1)に、新顔で元会社員の高橋健作氏(39)=西明寺=が4月9日、地域政党・草の根運動いが公認で立候補する意向を表明した。

 高橋氏は名古屋市生まれで、愛知大を卒業後は大手物流会社に就職。2018年に家族3人で伊賀市に移住し、くみひも工場や地域商材を扱う企業に勤務していた。同地域政党の政策委員。

 候補者発表会見には、同地域政党を立ち上げ昨年11月に自動失職するまで県議だった稲森稔尚市長も同席し、「私の辞職による欠員を補充する選挙で、しっかりバトンタッチできる後任を探していた」と紹介。高橋氏は県政で訴えたい課題として「農業の後継者や地域の担い手が育っていない。不便な地域も多く、公共交通の問題にも取り組みたい」と話した。

 県議補選は告示が8月29日。立候補表明は新顔の市川岳人市議(42)に続き2人目。

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